リクルート 旅行Division Vice President 大野雅矢氏

  • 2026年1月5日

 新春を迎え、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

 2025年は、当社にとって大きな節目となる一年でした。社会環境やユーザー動向は変化しており、情報を得る手段も、行動を選択するプロセスも変わりつつあります。こうした変化を捉え、当社はこれまでも情報の届け方を時代に応じて柔軟に進化させてまいりました。その延長として、約30年にわたり刊行してきた雑誌『じゃらん』を、北海道を除き休刊する判断をいたしました。

 一方で、インターネットを通じた宿泊予約や情報発信は引き続き堅調で、市場環境の追い風も受けながら、宿泊予約流通取扱高は過去最高を更新いたしました。インバウンドサービスにおいては、アジア圏に加えて欧米圏OTAとの連携を強化し、安定した送客基盤を構築したことで、マーケット平均を大きく上回る成長を実現することができました。また、OTAとの連携において在庫流通の正確性を高めるため、運用フローの見直しやサポート体制の強化など、サービス品質向上に向けた取り組みも進めており、品質向上の兆しも見えております。安定した品質はユーザーやクライアントの信頼の根幹であり、引き続き取り組んでまいります。

 じゃらんは、「持続的かつ活気ある観光地づくり」に貢献するという方針のもと、集客最大化やクライアントの業務負荷削減など、現場に寄り添った支援を幅広く進めてまいりました。集客最大化の取り組みでは、閑散期の地方誘客施策に加え、1度の予約で複数種類のクーポンを利用できる仕組みを整備し、ユーザーにとってお得で使いやすい体験を提供しています。

 2026年は、引き続き「総地域消費額」の増加を最重要テーマとして取り組んでまいります。地域価値の最大化には、単なる集客のみならず、需要喚起、業務支援、採用、消費支援といった複合的なアプローチが不可欠だと考えています。そのため『じゃらんnet』だけでなく、リクルートが有する多様なサービスを横断的に活用し、地域や事業者が抱える幅広い課題解決に貢献してまいります。

 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。