マレーシア / クアラルンプール~ジョホールバル間に電動高速列車が運行開始!
2025年12月12日、マレーシア国鉄(KTMB)は、クアラルンプール(KL)~ジョホールバル(JB)間に初の電動高速列車「Electric Train Service」(ETS)の直通運行を開始しました。
これまでもクアラルンプールとジョホールバルを鉄道で移動することはできましたが、途中区間の電化が進んでおらず、南部ではディーゼル列車しか走れないため、所要時間は約7時間と長く、乗り換えも必要でした。今回、電化・複線化工事が完了したことで、ようやくクアラルンプールとジョホールバルまで一本の電車で走ることが可能になりました。
新電動高速列車「ETS」は最高時速140kmで走行し、所要時間は約3.5~4.5時間と大幅に短縮され、スムーズで快適な旅が実現しました。停車駅の少ない便ほど早く到着するため、ビジネス利用はもちろん、週末旅行にも使いやすいアクセスになります。
ジョホールバルはシンガポール国境に近く、両国を行き来する旅行者にとっても大変便利です。
この路線は将来さらに北部・東海岸方面への接続も見込まれており、マレーシア国内移動の利便性向上と観光促進に寄与する新たな交通手段として注目されています。