バティックエア・マレーシア、12月から関空再開、機材大型化も-マレーシア政観と初セミナー
セミナーにはサバ州観光局やウィンダム・アイオン・マジェスティックホテル、プリンスコート・メディカルセンターも参加マレーシア政府観光局とバティックエア・マレーシア(OD)は11月26日、都内で旅行業界向けのトレードセミナーを共催した。セミナーで登壇したマレーシア政府観光局東京支局局長のシャリザ・アジズ氏は、ODが12月から大阪/クアラルンプール線を再開し、成田線の機材を大型化する予定であることに触れ、「より多くのお客様を迎える体制を整えている」と期待を示した。
また、来年が「ビジットマレーシア2026(マレーシア観光年2026)」であることに言及。マレーシアでは380以上のイベントやキャンペーンが開催されるとし、「特別な年に日本からより多くのお客様を迎えられるよう、皆様と一緒に協力したい」と話した。
アビエーションプロスセールス&マーケティング部長の鈴木克也氏
セミナーではODの日本総代理店を務めるアビエーションプロスから、セールス&マーケティング部長の鈴木克也氏がODの現状と今後の展望を解説した。ODはインドネシアのライオンエアらが設立した航空会社で、2013年からマリンドエアとして国内線を中心に運航を開始。その後国際線にネットワークを広げ、2022年4月に「バティックエア」にリブランドしていた。現在はライオンエアグループのもと、53機で60以上の路線を運航している。
日本路線にはボーイングB737-8シリーズ(162席または180席)を投入し、成田/クアラルンプール線をデイリー運航、那覇/台北/クアラルンプール線を週5便で運航中だ。鈴木氏によれば、12月15日から関空/クアラルンプール線を週3便で運航する予定。同社は2023年1月から関空/台北/クアラルンプール線を運航していたが、2024年12月に運休しており、今回直航便での再開となる。運航機材はビジネスクラス12席、エコノミークラス365席のエアバスA330-300型機。加えて12月1日から2026年2月末まで、成田線にA330-300型機を投入し、機材を大型化する予定だ。
鈴木氏は本誌の取材に応え、関空線について「夏ダイヤ以降も継続する計画」と説明。来年のマレーシア観光年を「日本国内での認知度を高める大きなチャンス」と語り、航空券の販売への意気込みを語った。今後は引き続きマレーシア観光局と協力し、タイアップキャンペーン等を通じて認知度の向上に努め、集客を強化していく方針だ。
加えて、同氏はODについてはBSP発券コミッションがあることを強調。エコノミークラスは運賃種別により2%から5%、ビジネスクラスは5%または7%であるとし、旅行会社に販売のメリットを訴えた。
このほか鈴木氏は来年には関空からコタキナバルへのチャーターを予定していることも説明。リクエストベースでチャーター便の運航に引き続き取り組んでいく姿勢を示した。
マレーシア観光局アシスタントマーケティングオフィサーの久保田倫世氏
また、セミナーではマレーシア観光局アシスタントマーケティングオフィサーの久保田倫世氏がプレゼンテーションを実施。マレーシアの1月から9月までの日本人訪問者数が2024年比14.8%増、2019年比19.5%減の30万8614人だったことを紹介し、コロナ前の8割まで回復したことを説明した。なお、外国人訪問者数の国別ランキングで日本は12位。上位12位でコロナ前の水準に戻っていないのは8位の韓国と日本だけという。
そのうえで同氏は来年の観光年について「文化が息づく持続可能な旅先をテーマに観光プロモーションをより強化する1年間」と説明。「引き続き来年に向けて旅行会社やメディアの皆様の協力をお願いしたい」と呼びかけた。すでに観光年に向けた露出を強化しており、テレビ番組『旅サラダ』では5週連続でマレーシアを紹介し、トラベルブックで特設ページを展開中だという。
このほか同氏は、マレーシアの多様性や物価が日本の約1/2程度であること、英語レベルの高さなどの魅力を紹介。クアラルンプールの最新情報として、ムルデカ118内にパークハイアット・クアラルンプールが開業したこと、バツーケイブのムルガン神像が来年1月まで修復工事中であること、ブルーモスクが修復中で祈祷室が年内立ち入り不可であることなどを共有した。
また注意点として、電子入国カード登録は無料であることを改めて説明。Google検索では有料の入力代行サイトに誘導されるケースがあるため、顧客への注意喚起を旅行会社に求めた。


