体験型ホテルへ刷新「HANARE by Tokyu Stay」、京都・烏丸で新提案
東急リゾーツ&ステイが運営する「東急ステイ京都三条烏丸 別館はなれ」(京都市)が9月末に全面リニューアルオープン。母屋から独立した別邸というイメージで、施設名も新たに「HANARE by Tokyu Stay」に改称した。
リニューアルは、元の客室2室を1室にリノベーションするなどして全42室とし、その半分以上が45平方㍍を超える広さに。インバウンドに多いグループやファミリーが利用しやすい客室を6タイプそろえ、客室内には東急ステイの特徴である洗濯乾燥機やミニキッチンに加え、セパレートタイプの洗面室、ベッドとソファのエリアを仕切るカーテン、抹茶づくりキットなども設置。

「はなれ」の暖簾はロゴも特徴的
また、自分好みのお香を作る「調香」や200年以上の歴史を持つ京都の酒蔵「キンシ正宗」が監修した日本酒の利き酒体験ができるほか、ホテル内に「デジタル茶室」を新設し、デジタル映像を通じてお点前を体験するという新時代の茶道体験プランも提供する。
さらに、京都市内にある4つのグループホテルを巡って集めるスタンプラリー、その各ホテルが周辺の商店などと連携して作成したオリジナルの周遊マップをデジタルサイネージで多言語での情報提供も行う。世界各地から訪れる人々の多様なニーズに対応し、五感で楽しむ京都体験を提供しつつ、京都の魅力を世界に発信する体験型のライフスタイルホテルとしてアピールする。
開業に先立って東急リゾーツ&ステイの小澤広倫専務と建築家・デザイナーのDRiP藤井崇司さんが、インバウンドの京都人気と烏丸という中心部の便利な立地など踏まえ、リブランドした経緯やデザインのこだわりなどを説明した。
情報提供:トラベルニュース社


