主要旅行業者9月実績、取扱額110%に 海外PKG大幅伸長
観光庁が発表した2025年9月の主要旅行業者取扱状況速報によると、総取扱額は3612億円で前年同月比110.0%となった。海外旅行は1343億円で108.5%、訪日旅行は195億円で124.5%、国内旅行は2073億円で109.8%となり、3分野すべてで回復を示した。
募集型企画旅行(パッケージツアー)も回復局面が続いた。総取扱額は1095億円で前年比109.1%となり、海外は122.2%と好調が続いた。国内は104.3%と堅調に推移し、訪日旅行は114.5%と2桁増を確保した。取扱人数は全体で196万人と98.1%にとどまったが、海外は123.6%と大幅に伸びており取扱額を押し上げた。
取扱額の上位は、JTBが1194億円(前年比110.4%)で首位を維持し、エイチ・アイ・エスが376億円(111.0%)、阪急交通社が346億円(113.3%)、日本旅行が329億円(103.8%)、KNT-CTホールディングスが318億円(110.7%)と続いた。
伸び率上位は、読売旅行が149.0%、東武トップツアーズが147.4%、ジェイアール東海ツアーズが131.2%、ケイライントラベルが125.8%、日本橋夢屋が125.5%だった。
主要旅行業者の月別・分類別の旅行取扱額、前年比の推移は下記の通り。



