界ブランドが広島初進出 宮島口温泉に「界 宮島」2026年夏開業

星野リゾートは2026年夏、広島県宮島口に温泉旅館「界 宮島」を開業する。全国で23施設を展開する「界」ブランドとしては初の広島進出で、瀬戸内海の文化と自然を活かした滞在体験を提供する。
「界 宮島」は、世界遺産・厳島神社の大鳥居を望む立地に位置し、全54室すべてがオーシャンビューとなる。客室からは穏やかな瀬戸内海と宮島の風景が広がり、館内の意匠にも瀬戸内の青を基調とした色彩が施されている。最上階には海と山の両方を一望できる大浴場を設け、露天風呂では海と湯船が一体となるような設計が特徴だ。
また、施設内には瀬戸内地域に古くから伝わる「石風呂」を現代に再現した空間が設けられる。鎌倉時代に起源を持ち、現在ではほとんど見られなくなったこの伝統的な入浴文化を、現存資料や文献に基づき再構築するという。
アクセスはJR宮島口駅や広電宮島口駅から車で5分、広島空港からは約60分の立地となっている。
同年には長野・浅間温泉の「界 松本」のリニューアルや、群馬・草津温泉の「界 草津」開業も予定している。