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ミドル、シニア世代、外国人材の活用など、人材不足の観光業界における求人トレンドは?-アステージ 三野尊之氏

 現在、業界の喫緊の課題となっている人材不足。コロナ禍を通し多くの人材が業界を離れるなか、インバウンドを中心に需要は急回復した。昨今では賃上げやDXなど様々な動きも見られるが、コロナ5類移行後から現在までの求人トレンドは?海外人材活用の可能性はどうか?業界向けに人材派遣や海外人材紹介などを手掛けるアステージ マネージャーの三野尊之氏に現状から今後の見通しについてお伺いした。

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三野尊之氏
-貴社事業についてお伺いさせてください。

三野尊之氏(以下敬称略) 当社は、元はトラベラー(現レッドホースコーポレーション)の人材事業部でしたが、2003年に独立。現在のメイン事業は、旅行・観光業界向けの人材派遣、人材紹介、添乗員派遣、インバウンドのガイド派遣となっています。

 加えて、グローバル人材事業として特定技能制度などを活用した外国人材の紹介から登録支援機関としての業務、他にも留学生向けの日本語学校の運営、インドネシアの大学生を中心とした日本国内の宿泊施設へのインターンシップ支援も行っています。インターンシップでは卒業後にそのまま就職するといったケースもございます。

-基幹事業はどちらでしょうか。

三野氏 約25年行っております旅行会社への人材派遣が基幹事業となっていて、エリアは東京と大阪を中心とした関東圏・関西圏になります。

 今後は旅行会社はもちろんのこと、特に地方の宿泊施設でも人手不足の影響でフルに稼働できないとのお声も聴いておりますので、外国人材も含めご提案することで観光産業全般に貢献していければと考えています。

-どのような旅行会社とのお取引が多いでしょうか?

三野氏 大手の旅行会社が中心となっていますが、業務渡航専業やインハウスなど全般的にお取引いただいております。

 特に、コロナ5類移行後は業務渡航の旅行会社からのご依頼が増加し、今年の春頃までは当社の求人の半分以上は業務渡航系が占めておりました。これは業務渡航では専門性の高い業務が多いといった理由もあるのでは思います。

 直近ではインバウンド関連の求人が増えていて、内勤やガイドなどの依頼を頂戴しております。

-コロナ前と比較した人材の状況はどう感じておられますか?

三野氏 私共の感覚としては、やはりコロナ禍に業界を離れた方が一定数おられると感じています。

 現在はビジネストラベルなど一部の職種に人材が集中しており、経験スキルが必要とされるなか、どの旅行会社も相当忙しく教える時間もなく経験者が不足している状況と思います。

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