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フィリピン・セブ①【5時間で行ける気軽さ】観光大使による推進活動も

 スローなアウトバウンド需要の戻りではあるが、海外諸国での日本人観光客に対するプロモーションは徐々に復活してきている。そのなかで、昨年の外国人観光客数が500万人と、目標480万人を10%以上上回る好調さのフィリピンが、観光大使やインフルエンサーを誘致して力を入れているのがセブ島だ。

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成田から約5時間のフィリピン・セブ。青い空と海、スタッフのフレンドリーさも居心地よい「デュシタニ マクタンセブ リゾート」。

 3月1日〜4日にかけては、23年にフィリピン観光大使に就任したEXILEの白濱亜嵐によるスペシャルツアーがセブ島で開催され、日本から70名の参加者がセブ島を訪れた。「LOVE THE PHILIPPINESキャンペーン」の一環として、白濱亜嵐とフィリピン観光省とで開催。最終日には、セブ島で開催されるフィリピン最大級のフィエスタ「シヌログフェスティバル」の伝統的なパフォーマンス「シヌログダンス」が披露され、フィリピンの文化に触れてもらう機会にもなったようだ。

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セブ島でのスペシャルツアー。ローカルダンサーによるパフォーマンスも最高潮のところに白濱亜嵐が登場。

 さて、そんなセブには、現在、成田空港からフィリピン航空、セブ・パシフィック航空、エアアジアフィリピンの3社が直行便を就航している。いずれも約4時間半から5時間、時差1時間(日本がフィリピンより1時間進んでいる)と気軽に行ける。今年2月にセブ・パシフィック航空、デュシタニ マクタンセブ リゾート、フィリピン観光省によるFAMが開催されたので、その模様をレポートする。

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黄色のシャツに青いボトムのユニフォーム、にこやかな笑顔でゲストを迎えるセブ・パシフィック航空のCA。

 セブ・パシフィック航空による成田ーセブ便はデイリーで、出発は朝9時と早いが、午後1時半頃には現地に到着するので、その日から有効に1日が使える。帰国の際は夜中の午前2時半頃出発なので、最終日もまる1日セブで楽しめるというのが利点である。手荷物は機内持ち込み7kgまでが無料。機内食は有料で事前オーダーが必要だが、パンなどの軽食は機内購入可能で、飲食物の持ち込みも可能である。フィリピン入国には、e-Travelへの登録が必須。オンラインで登録ができ、申請は無料である。登録するとQRコードが支給される。入国の際に提示を求められるので、画像保存しておくとよい。

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セブ・パシフィック航空の機内購入が可能な軽食やドリンク。