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TIFS会員インタビューVol.1 O-SHIKOKU代表 岡林 雅士 氏

  • 2024年2月9日
  • 出典:一般社団法人新観光創造連合会(TIFS)

 TIFS会員の取組をご紹介するシリーズ第一弾はO-SHIKOKU代表の岡林雅士さんの取組をご紹介します。

o-shikoku
高知市内の「日曜市」で飲食店を起点とした場づくりに挑む

 岡林さんは前職は教育業界にいらっしゃり、ニュージーランド国立学校での講師、マンチェスター大学講師等を経て帰国、日本の中堅旅行会社で経験を積んだ後に独立、今日に至ります。「地元高知の魅力は何処にも負けない」との思いから2018年11月に高知の魅力を磨き・発信することを目的にO-SHIKOKU合同会社を立ち上げ、高知に人を呼び込むことを目的に、商品づくり(旅行業)・魅力創り(コンサル)、飲食店を起点とした場づくりに複合的に取り組まれています。

 また、メンバーでもある、土佐経済同友会の提言で出来た高知大学の観光人材育成プログラム「こうち観光カレッジ」の修了生ネットワークの代表も長年勤め、昨年3月に任意団体「こうち観光ネットワーク」を立ち上げ、今年4月には一般社団法人化を予定されています。理事メンバーには環境コンサルティングをされている方やイベントディレクター、元高知市役所の課長等、様々な職種の方が参加され、修了生及び現役生総勢80名ほどの中で中心的な立場を担われています。最近も、修了生のお一人である仁淀ブルー合同会社の村田さんが、はりまや橋近辺で体験型カフェをオープンし、インバウンドも含めた観光客向けにE-BIKEで街をめぐるツアーや、高知市内中心部の鏡川でパックラフトやSUP、カヌーを体験できるプログラムを販売し始めたそうです。

バドミントンでの中国遠征の様子

 また同じくこうち観光カレッジで発案されたアイデアを活かし、専属コーディネーターの案内のもと、毎週日曜日に行われている「日曜市」で買った食材をその場で調理し食べることが出来る「日曜市キッチン」を近い内に実現すべく準備をされています。

 歴史好きで、土佐史談会の評議員をやっていたり、長宗我部会の会長をしている岡林さん。その縁もあって、高知の歴史文化施設のガイドマネージャーアドバイザーも務めています。温泉や読書など趣味も多岐にわたりますが、特にバドミントンは40代で一部に上がった実力の持ち主です。

岡林さんからのメッセージ

 ”人材教育が一番大事だと思っています。旅行会社の人は勉強する機会が実はあまりない。あちこち行ったり、色々なことを体験するので知っている気持ちにはなるが、実は旅行と観光の違いの定義を話せる人も少なかったり。自分自身もそういうことに悩んだことがあったので、学び続ける場所をつくり、皆さんと一緒に学び続けたいです。私たちは超ローカルで生きている人間なので、県外の皆さんが普段できない「こういうことをやってみたい」「こういう人と繋げてほしい」という要望があれば、出来る限りのお手伝いをしたいと思っています。私たちも皆さんと繋がることにより他の地域に行くときはぜひ相談させてほしいです。”

 高知の魅力は「人」だとし、食材などをフックに、リアルな農家や漁師、森に暮らす人々と交流できる「人に会う旅」もコンサルティングされている岡林さん。高知での企画やツアー造成の際には、是非相談してみて下さい。

O-SHIKOKU合同会社
業務内容:観光コンテンツ開発・販売、観光コーディネート・コンサルタント業、旅行業


※TIFS運営からのお願い:会員の限りある時間と苦労を重ねて培ってきた知見を尊重し、情報収集目的のみのお問い合わせはお控えください。