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【ベトナム現地レポート】活気が戻るも物価高が懸念、教育レベル上昇で注目の教育旅行

  • 2022年9月21日

ベトナムの現状

 9月現在、ベトナムではコロナ感染は落ち着きをみせています。昨年は厳しいロックダウンなども経験し感染した方も多かったのですが、今はコロナに対しての警戒心は薄れつつあります。検査を受ける人も少なくなっており、実際の感染者数とは少し差がある様な気がします。

 感染者数が減っていることもあり、街中では多くのバイクや車が行き交う以前の活気が戻ってきています。マスクの着用率は屋外では70~80%程度と高いのですが、これは元々ベトナムではバイクが多く、コロナ前からマスクをする人が多かったという点があり、単純に日本とは比較は出来ないかもしれません。むしろ屋内では着用率は下がっているように感じます。

朝7時のベトナム市内の様子

 飲食店などの店舗も再開している店も多く賑わいを取り戻していますが、一部の観光客相手の雑貨店などは閉鎖してしまった店が多く、ドンコイ通りでは以前のような日本人がお土産を買い求めるお店は少なくなっています。また一部ホテルでもコロナ禍で休業し、再開することなく閉鎖したケースも少なくありません。一方で夏休み期間は国内旅行が活発でダナンなどのリゾート地では国内からの観光客で賑わっていました。リゾートではマスクを着用していない方が多く、ホテルによってはスタッフもマスクは着用していませんでした。

ダナン空港の様子

 またホーチミンなど都市部でも地方からの国内旅行観光で稼働率は徐々に上がってきており、9月上旬の連休時は満室になったホテルも多かったそうです。海外からの旅行者の本格的な増加はこれからにはなりますが、いくつかのホテルに聞いたところ、10月以降の予約は増加しており、確実に観光業の見通しは明るくなってきています。

物価高による懸念

 日本でも話題になっていますが、ベトナムも物価の上昇は顕著になってきました。ベトナムは近年経済成長が著しく、実感として特にホーチミンのような大都市では日本と差がなくなってきたと感じます。例えばベトナム料理で有名なフォーも現地の人が通うローカルの造りのお店でも5万ドン(約310円)を超える店も増えてきました。

ベトナムの庶民の味の代表フォー

 家賃や生活用品の値段も上がってきています。日本人は「東南アジア=物価安」というイメージを持っている人も少なくありませんが、生活している実感として、ホーチミンでは物価は日本の7割から8割くらいの感覚で、これが日本で生活していた時のような水準を求めると、日本よりかなりコストがかかる事が想像できます。

 同様に観光産業においても、ホテル代や航空運賃、送迎代、飲食代などの上昇に円安が加わって、日本円に換算するとコロナ前に比べ1.5倍かそれ以上にコストが上がっていると感じます。脱コロナで急速に海外旅行が進むかと言われると、コスト上昇がブレーキをかける要因になってくるのではないかと思います。