中央ア・カザフスタンへの定期便実現か-来日したSCAT航空に聞く

前大統領のひと声で日本就航計画が加速
現地航空大手2社が候補に

  • 2019年5月27日(月)

資源マネーで整備された首都ヌルスルタン(旧称アスタナ)の中心部  ここ1年間でフィジー、ブルネイ、ネパールと長年オフラインだった国々からの路線開設または開設決定が相次ぎ、広がりを見せる日本の空。加えて次は、中央アジアのカザフスタンからの直行便開設計画が、年内の実現をめざして進んでいるようだ。同地域有数のエネルギー資源・鉱物資源国であり、一昨年には初の万博も開催。日系企業の進出が活発化する同国への定期便開設が実現すれば、中央アジアでは成田/タシケント線が運航されているウズベキスタンに続く2ヶ国目となる。

 一方で、カザフスタンについては10年以上前から、同国のフラッグキャリアであるエア・アスタナ(KC)による日本就航や、全日空(NH)による路線開設の可能性が噂されながら、実現に至っていない経緯がある。16年には当時の同国大統領のヌルスルタン・ナザルバエフ氏が来日した際に、両国の航空当局が直行便開設などについて合意し、カザフスタン側が意欲を見せたものの(関連記事)、その後は本格的な航空協議は開催されていない。ただし今年に入り両国の一部のメディアは、政府の後押しなどにより再びKCの就航計画が進んでいるとの情報を伝えている。

スィトニク氏  そのような状況のなか、このほどKCではなく同国第2の運航規模を誇るSCAT航空(DV)から、第一副社長のウラジーミル・スィトニク氏など6名からなる代表団が来日し、日本路線開設に向けて国土交通省航空局や首都圏空港、日本旅行業協会(JATA)などを訪問した。このうちマーケティング・ディレクターを務めるアレクサンドラ・スィトニク氏に、今回の就航計画の詳細や、計画を後押しする同国の事情、そして就航実現の可能性について話を聞いた。

 都内のホテルでインタビューに答えたスィトニク氏によれば、計画しているのは成田とカザフスタンの首都ヌルスルタン(旧称アスタナ)を結ぶ週2便の直行便。次の冬ダイヤが始まる10月末の運航開始が目標で、機材はビジネスクラスとエコノミークラスの2クラスからなるB767型機を使用する。来日の目的は、日本就航に必要な各種手続きに関する調査や、航空当局、首都圏空港、JATAとの協議などという。

 スィトニク氏は、ここに来て日本/カザフスタン間の定期便開設に向けた動きが再び急浮上している理由として、1991年の独立から今年3月の電撃的辞任まで大統領を務めたナザルバエフ氏が、約2年前に経済大国である日本への「2年以内の定期便開設」を指示したことが大きいと説明。「これまでの計画は都度色々な理由で実現しなかったが、今回は『開設しましょう』ではなく『絶対に開設』というニュアンスで意気込みが違う」と述べ、航空当局も必要な申請書類の簡素化に努めるなど、官民が「最大限の努力」を続けている旨を伝えた。

 なお、ソ連解体に伴う独立から27年以上に渡り同国の実権を握り続けたナザルバエフ氏の影響力と存在感は辞任後も非常に大きく、辞任の直後には大統領代行と国会が在任時の功績を讃えて、首都名を「アスタナ」から同氏のファーストネームである「ヌルスルタン」に変更することを決定。アスタナ国際空港もヌルスルタン・ナザルバエフ国際空港へと改称している。

ヴァージン・オーストラリア航空
ビズリーチ

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