北欧デザインを巡る旅(5) ノルウェー、若手のデザイナーに注目高まる
同じ北欧の国でありながら、デザインに対してある意味で“無頓着”であったのがノルウェー。豊かな天然資源のおかげで、工業製品にあまり依存することがなかったことが理由のひとつだ。とはいえ、世界に冠たる「北欧デザイン」を生み出してきた隣国をただ傍観してきたわけではない。2005年、ノルウェー政府はこの年を「デザイン・イヤー」と定め、国をあげてデザインに対する意識向上をはかった。結果はすぐに現れ、2007年には北欧最高峰のデザイン賞「トーステン&ワニヤ・セーデルベリ賞」を「ノルウェー・セイズ」など若手インテリ...