北欧デザインを巡る旅(5) ノルウェー、若手のデザイナーに注目高まる

2005年、ノルウェー政府はこの年を「デザイン・イヤー」と定め、国をあげてデザインに対する意識向上をはかった。結果はすぐに現れ、2007年には北欧最高峰のデザイン賞「トーステン&ワニヤ・セーデルベリ賞」を「ノルウェー・セイズ」など若手インテリアデザイナーユニットが受賞。各地でデザインの新スポットが誕生し、ノルウェーデザインは確固たる地位を築きつつある。

スカンジナビア政府観光局の高橋成美氏によると「2008年にオスロに誕生したオペラハウスのデザインは必見」とすすめる。ノルウェーのデザイン事務所スノーヘッタが手掛けたもので、海に浮かぶ氷山をモチーフにしている。「館内の電力を外壁のソーラーパネルでまかなう、環境にも優しいデザインが特徴で、オスロの新しい観光素材として注目のスポットになっている」とのこと。スノーヘッタはニューヨークにあるグランド・ゼロの国際フリーダム・センターの設計も担当しており、世界的にも活躍が注目されている。

▽スカンジナビア政府観光局
http://www.visitscandinavia.or.jp/
▽オペラハウス公式サイト(英語)
http://www.operaen.no/
▽ノルウェー・セイズ公式サイト(英語)
http://www.norwaysays.com/
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