北欧デザインを巡る旅(1)新たな需要を拓いた北欧デザインとは
冬が長く厳しい北欧では、室内空間をより居心地の良いものにするために、独自の優れたデザインが生み出されてきた。特に1950年代は世界的に評価の高い数々の名品が生まれた「ミッドセンチュリー」と呼ばれる黄金期で、それ以来、世界中の家庭やオフィスで数々の製品が親しまれている。最近では、有害物質が発生しない素材を用いるなど、環境問題を考慮した新感覚デザインとしても話題を集めている。インテリアや日用雑貨を中心に、どこか柔らかい印象で温かみが感じられる飽きのこないスタイルと高い実用性で、日本でも人気が高い。これま...