日本旅行、08年度中の株式上場を断念−今期は純利益10億6000万円めざす

  • 2008年2月28日

日本旅行は平成19年12月期(2007年1月1日〜12月31日)の決算にあたり、2008年度中の株式上場を見送ることを発表した。当期は既に下方修正が出されたとおり、未使用旅行券について約27億円の引き当てを行い、特別損失を計上したことで、当期純損益は5億9600万円の赤字となったことが、判断の一因という。1月の「08年−10年の中期経営計画」発表時に金井社長は、「赤字は東証2部の上場要件にあっていないが、会計方式の変更による赤字の場合は特例がある」として、08年中の可能性を示唆していた。しかし、もし...