JATA高橋会長「海外旅行の復活なくして旅行業界の復活なし」、新型コロナ5類への見直しが急務

日本旅行業協会(JATA)は1月10日、新春記者会見を開き、会長の高橋広行氏(高ははしごだか)が旅行業界の現状や今年の取り組みについて説明した。高橋氏は昨年の業界の状況を「前半は五里霧中、後半は一陽来復」と表現し、「10月の水際制限の大幅な緩和、円安等も相まって、特に訪日旅行が回復の動きを見せた。国内旅行も県民割や全国旅行支援といった追い風もあり、旅行業界全体としては明るい兆しが見え始めた」と振り返った。一方で主要旅行会社の旅行取扱額は2019年の5割程度にとどまっており、「厳しい経営環境が続いてい...