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神話に彩られた出雲に星野リゾート、新規開業の「界 出雲」とリノベーションした「界 玉造」

  • 2023年2月7日

 島根県出雲は、縁結びの神であり神話に彩られた出雲大社や国宝松江城、庭園日本一の足立美術館などがある観光地。星野リゾートが2022年11月16日(水)に開業した「界 出雲」は出雲大社から車で約20分。水平線と朝日・夕日に照らされる日御碕灯台が美しい絶景の地に立ち、保温性が高く身体の温まる強塩温泉だ。

 もう一つ、同日リノベーションオープンした「界 玉造」は、美肌の湯として有名な硫酸塩泉。改装した全客室に露店風呂付き。日本酒Barや出雲地方の文化が感じられる宿だ。2つの宿それぞれ異なる演目で、島根に伝わる伝統芸能「石見神楽」を楽しめる。

※写真をクリックすると詳細キャプションが表示されます。
取材:小野アムスデン道子

  • 界 出雲総支配人の富井亜美氏は「灯台と水平線を染める太陽を眺め、ここにしかない強温泉で出雲大社へのお詣り支度に心身を整えていただければ」と語る

    界 出雲の総支配人

  • フロントの壁を飾るのは、伝統の「たたら製鉄」を受け継ぐ技法で生み出される玉鋼とノロという素材。日本海に沈む夕日がモチーフ

    フロント

  • ご当地広場のテラスの前の水盤の向こうには、日本海と出雲松島の美しい眺めが広がる

    ご当地広場

  • ご当地広場の石州瓦ベンチ。石州瓦は、石見地方の特産で赤みがかった屋根瓦だ

    ご当地広場

  • 女湯の露天風呂。寝湯も楽しめる。界 出雲の温泉は、体が浮く感じもする塩分濃度の高い塩化物強温泉。清めの塩に見立てれば禊の湯のようだ

    露天風呂

  • 男湯の内風呂から露天風呂を望む。こちらは岩に囲まれて湧く温泉のイメージ

    内風呂

  • 特別室(86.8平米)のリビング。天野紺屋の藍染のクッションや、鍛冶工房弘光のたたら製鉄技法を引き継いだアートワークが部屋を飾る

    客室(特別室)

  • 特別室は2室のみで、露天風呂付き、6名定員。日本ベッドと星野リゾートが共同開発した「ふわくもスリープ」の寝心地のよいベッドが並ぶ寝室が2つ

    客室(特別室)

  • 全室ご当地部屋「彩海の間」と命名されており、当地の作家や職人の作品が飾る。水平線をイメージした和紙のヘッドボード

    客室

  • 出雲松島の海の眺めの客室と日御埼灯台を望む客室の2タイプを用意。こちらは灯台ビューで夕日のオレンジが鮮やかに見えるように藍色のリビングカラー

    客室

  • 海側は、上る朝日が眺められる。朝日に合わせて部屋は石州和紙の優しいピンクの彩り

    客室

  • 海側の部屋のテラスからの眺め。日本海の青い海に浮かぶ島影が美しい

    客室からの眺め

  • 客室のコーヒーカップは石州嶋田窯の石見焼。キーホルダーは打出の小槌をかたどったオリジナル

    石見焼

  • 界 出雲から日御碕灯台までは歩いて5分ほど。石造りで日本一の高さを誇る白亜の灯台だ

    日御碕灯台

  • トラベルライブラリーに併設された「かわたれテラス」では飲み物を片手に美しい海に見とれる

    テラス

  • 出雲の新鮮な魚介が使われる食事は、八寸の器は縁結びのイメージ。11月〜3月は解禁の松葉蟹を堪能できる蟹会席も

    食事

  • ご当地楽では、スタッフが伝統芸能「石見神楽」を演じる。演目は出雲大社の起源を描いた神話「国譲り」

    ご当地楽

  • 朝は、ご当地広場のテラスで美しい朝焼けの中で、現代湯治体操「神渡り体操」を

    神渡り体操

  • 朝食には、神様に献上するのと同じく少しずつ山海の珍味が並ぶ「神饌(しんせん)朝食」がまず出る

    朝食

  • その後の朝ごはんも、焼き魚にあご野焼きや浜田の名物赤天、あらめの磯鍋など豪華

    朝食