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カナダの「今」を駐在員の視点から-入国時の陰性証明が不要に、国内旅行も本格化

  • 2022年4月18日

プリンスエドワード島
 プリンスエドワード島への入州の際、住民、旅行者共にワクチン接種の有無に関わらず自主隔離は不要となりました。ただ、到着時のテストに加え、抗原検査キットが全員に配布され、2日目と4日目に自主的に検査が必要となります。3月17日から規制緩和のステップが再度緩和され、屋内や屋外集会の人数制限の拡張が発表されました。屋内ではマスクの着用はまだ必須です。レストランや、コンサート、博物館やフィットネスジム等は収容可能人数の75%までの制限人数引上げとなりましたが、引き続き飲食時以外は室内でのマスク着用が義務付けられます。

 12歳以上の島内人口の95%がワクチンを完全接種しており、ワクチンパスポートは2月末に撤廃となりました。マスク以外はすでに普通の生活に戻っている感覚もあるようです。学校は春休み中、簡易検査キットが配布され、3月13日、3月18日、3月20日に各家庭で検査すること、また21日の春休み後の学校再開までに接種率を上げるため、春休み中の就学児ワクチン接種が奨励されました。

 次の規制緩和ステップへの移行は4月7日前後を予定しており、うまくいけばその時点で規制の完全撤廃が見込まれます。プリンスエドワード島の観光シーズンは5月中旬頃から始まります。それまでにはコロナ前の日常に戻っていることを願います。グリーンゲイブルズハウスも5月1日から9時から17時の通常営業に戻り、各アトラクションも予定通りの営業となる見込みです。夏季営業のレストランもオープン予定です。

まだ寒さが感じられる。クルーズシーズン再開は間近。

ケベック州
 ケベック州では、ワクチンパスポートの提示義務が3月14日より解除されました。マスクは公共交通機関、屋内施設以外ではワクチン完全接種者の着用義務は免除となります。集会、レストラン、小売店、フィットネスジムでの人数制限、営業時間制限も解除されました。

イエローナイフ
 北西準州内の屋外活動の人数制限はなくなり、室内公共施設のみマスクの着用義務が残っています。3月1日より旅行者の入州が緩和となりましたが、事前にオンラインでSIP(Self Isolation Plan:自己隔離計画)を申請、SIP番号を個々受理する必要があります。SIP番号が受理された場合、到着後の隔離は不要です。ただし、到着後すぐと4日目に検査が必要となります。

ホワイトホース
 ユーコン州では、ワクチン接種もかなりカナダ国内でスピードが速く、旅行者の受け入れも早かったことから、2021年から2022年のオーロラ観測シーズンはホワイトホースに流れました。弊社のアウトバウンド事業でも今年は多くのお客様にホワイトホースにご訪問頂きました。

おわりに

 どこも最も低迷していた時期に比べて明らかな復活の兆しが見えてきました。国内の旅行需要は間違いなく上昇傾向にあります。ここから海外旅行復活まで是非軽々とジャンプして行きたいところです。

空港の春向けディスプレイ。観光業界にも春の訪れが期待される。

<情報提供協力> 順不同
ナイアガラ観光ツアーズ
バンフガイドサービス
PEIセレクトツアーズ
オーロラワンダーランドツアーズ

本稿はトランスオービット バンクーバー支店 アシスタントマネージャー山田方香氏よりご寄稿いただいています。
※2022年4月1日(現地時間)現在の情報です。

株式会社トランスオービット
米国本土・ハワイ・カナダ・オーストラリア・韓国に現地法人を有するランドオペレーター
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