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京都市の10月のホテル宿泊状況前年並みの水準に、宣言明けで旅行需要回復

 京都市観光協会が発表した10月の市内103ホテルの宿泊状況によると、日本人延べ宿泊者数は前年同月比2・8%減の32万9741人泊だった。コロナ禍前の2019年同月比では27・6%増。コロナ禍以前からの調査対象だった65施設で比較すると前年同月比では14・8%減、19年同月比では2・7%減。緊急事態宣言明けで前年並みの水準となり、Go Toトラベルがないながらも日本人の旅行需要が復活してきた。

 外国人延べ宿泊客数は19年同月比では99・5%減と、ほぼゼロの状態が19カ月続いている。

 客室稼働率は同12・1ポイント増の39・1%。前々年同月比では47・0ポイント減。

 市内の主要旅館の客室稼働率は同8・1ポイント増の45・1%。予定通り修学旅行が実施されたことが増加の要因だという。

 同協会では、11月の客室稼働率は65・5%まで回復すると見込む。ワクチン接種が進んだことによる「リベンジ消費」や紅葉シーズン、京都府の県民割で好調に推移するとみている。

観光需要は回復傾向
(写真はコロナ前の京都・嵐山)


情報提供:トラベルニュース社