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【北京現地レポート】ユニバーサルスタジオ開業が観光市場にもたらした影響

ユニバーサルスタジオが航空市場に与えた影響

 ユニバーサルスタジオの人気を背景に、観光客による交通機関の需要が高まり、それに応じて飛行機で北京に旅行する乗客の数も変化しています。

 ユニバーサルスタジオがオープンする2021年9月13日まで、今年の航空券予約数は2019年の同時期には遠く及びませんでした。しかし、オープン以降の北京へのフライト予約数は、オープン前から約70%増加しました。これは、ユニバーサルスタジオのオープンが実際に目的地の北京に多くの潜在的な需要をもたらしたことを示しています。同じ時期に、ディズニーランドと長隆歓楽世界のある上海と広州のフライトチケットの売り上げも伸び始めたものの、北京に比べるとはるかに劣っています。

北京冬季オリンピックのトーチ点灯

 10月20日の朝、北京冬季オリンピックの最初のトーチが点灯し、冬季オリンピックへのカウントダウンが正式に開始されました。最近のコロナの繰り返しにより、観光客の旅行意欲は若干変動しているものの、冬季オリンピックのニュースに刺激され、北京の観光関連の熱気は引き続き高まっています。

 観光客からは、紫禁城や万里の長城など雪を鑑賞できる施設や、リゾートホテルも注目を集めています。いくつかのOTAの考察によれば、スキーを経験したことのある観光客の70%以上が再びスキーツアーを選択し、スキー愛好家も増え続けています。

冬季オリンピックのスキー場

最後に

 海外から北京に到着した人々は、最初の14日間の集中隔離期間が終了した後、7日間、自宅隔離または集中隔離を継続して実施し、その期間が終了した後、さらに7日間の健康モニタリングを行います。

 中国国内のその他の入境点から入境した者は、入境した日から満21日となって初めて北京に来ることができ、北京に入った後に7日間の健康モニタリングを行います。21日間に満たない場合は北京に入った後に7日間の自宅隔離または集中隔離を行い、その後に7日間の健康モニタリングを行います。