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人で差別化できる世界を代表するラグジュアリーリゾートにーハレクラニ沖縄総支配人 吉江潤氏

  • 2021年10月15日

ハレクラニのスピリット「オハナ」を継承
美しい恩納村の環境保護にも積極参加

-ハレクラニ沖縄が今後目指す姿を教えてください。

吉江 ハレクラニ沖縄は「世界を代表するラグジュアリーリゾートを創造する」という明確なビジョンを掲げています。沖縄一ではなく、日本一でもなく、「世界でどこのホテルがいいか」と聞かれたときに、名前が出てくる存在になりたいと思っています。

 9月に米国旅行雑誌「Travel+Leisure」が発表した世界のトップ100ホテルで、ハレクラニ沖縄は29位となり、日本のホテルで唯一選出されました。開業わずか2年でこういった評価をいただけることは非常に嬉しいことです。

 今後は、米国の「フォーブス・トラベルガイド」で5つ星を獲得することを目指しています。数年前に、沖縄と北海道が対象地域に加わりました。今年の獲得を期待していましたが、コロナで調査が1年延期になったようです。希望は今年の審査で来春に獲得することですが、遅くとも2年以内には取りたいと思っています。

-最後に観光業界に向けてメッセージをお願いいたします。

吉江 やっと先に明かりが見え始めました。観光業は大きな打撃を受けましたが、国内も、海外も、インバウンドも今後活性化していくことは間違いありません。これまで我慢していた旅行意欲は高いと実感しています。近い将来、コロナ前の需要を上回ると思っています。

 日本は北海道から沖縄まで多様な魅力に溢れている国です。日本人でさえ、まだ行ったことがないところは多い。ましてやインバウンドにとっては、これだけ魅力が多様なデスティネーションは世界でも希少だと思います。国内旅行、インバウンド旅行とも今後絶対に盛り上がっていくと考えています。

-ありがとうございました。
※訂正案内(編集部 2021年10月22日14時26分)
訂正箇所:2ページ 第5段落第6文 地域の環境保護の取り組みについて
誤:全額サンゴを守る基金に寄付しています。

正:そのプログラムの開催費用に充てています。

お詫びして訂正いたします。