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【成都現地レポート】目指すパンダ観光のブランド化も、コロナ再流行で業界に影響

  • 2021年8月17日

成都の観光市場の発展

 近年、成都はますます都会的に発展し、観光客にとって注目の観光地になっています。National Geographic Travelerの世界の21の必見の観光地の1つとしてや、CNNの人生で行かなければならない50の場所としても取り上げられました。

 成都には3000年以上の歴史があり、史跡や近代的な建物が多くありますが、近年の急速な発展に伴い成都の観光はグルメや景勝地だけではなく、多くの体験もできるようになりました。

 レゴランドは2021年末に四川省で建設を開始し、2023年に完成して営業を開始する予定です。レゴランドは中国西部地域のテーマパーク不足を解消し、四川省は上海ディズニーと北京ユニバーサルスタジオに次ぐ国際テーマパークを持つ3つ目のエリアになります。

 また、前述した成都パンダ基地は1987年に設立されました。当初は野生から救出された6頭のジャイアントパンダから始まりました。現在は176頭に増えています。2019年、成都パンダ基地への観光客数は730万人を超えましたが、現状の広さでは増え続ける観光客を収容できないため、より多くのスペースと支援施設が必要とされています。加えて成都はパンダ観光をブランド化するために「パンダキャピタル」の建設を計画しています。2019年、成都パンダベースの再建と拡張プロジェクトが正式に開始されました。パンダ基地の再建と拡張をコアとして、パンダタウン、シャオヤオガーデン、ドリームガーデンなどの観光地や遊び場の建設、同時に地域のインフラ施設を建設し、「パンダプラネット」エリアを築きます。2021年3月、パンダプラネットの一環として国内初のパンダをテーマにした観光列車「パンダトレイン」の走行が四川省で始まりました。列車の座席はすべて2人部屋または4人部屋の寝台で、列車全体が5Gワイヤレスネットワークをカバーし、独立したトイレ、シャワー、カラオケなどの設備が備わっています。「パンダトレイン」は、固定ルートとカスタマイズルートを組み合わせて、四川省と周辺の州の観光名所を接続します。

ジャイアントパンダ基地の入り口

パンダトレインの電車

コロナ再流行で成都の観光業にダメージ

 7月中旬になり新型コロナウイルス再び流行が発生したため、予定されていた国民の夏の旅行は中止の一途をたどっています。成都の混雑した通りは、感染症が広まりやすい場所の1つにカウントされています。全国、そして世界中から観光客が集まるため、人々の行動の軌跡確認が難航しソーシャルディスタンスは守れない状況です。また、一段と気温は上昇しマスクの着用などのエピデミック防止策も困難になってきそうです。

 夏休みは成都の観光産業のピークであり、7月28日までに人気の景勝地の1日あたりの乗客数は2~3万人に達しました。ほどなくして成都はコロナの危険度の高い地域に指定されました。その後、本格的な戒厳令が開始、観光産業はロックダウンで一時的に停止されました。多くの観光業従事者は、流行が過ぎ去りロックダウンが解除されるまでを待つしかないと述べており、この観光都市にとって甚大な影響が予測されます。

ロックダウンの中の成都