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「日本の旅行者をお迎えする日を期待して」台湾の魅力を発信し続ける-台湾観光協会東京事務所所長 鄭憶萍氏

防疫最優先に尽力する台湾は安心安全の旅先
台湾を思い出してもらうPR戦略も積極展開

-今年も積極的に活動をされていると聞きます。
ジャイアント社とのコラボキャンペーンは5月12日から6月30日まで実施

 オンラインでもリアルでも渡航再開するまで台湾を身近に感じてもらえるような施策を続けているところです。たとえば、商業施設での台湾フェアやスポーツイベントでのプロモーションを実施するなど、防疫対策のガイドラインに従って可能な範囲でリアルのイベントも展開しています。

 また、異業種とのコラボキャンペーンとして、昨年はタピオカミルクティー発祥店と言われている「春水堂」と、今年は小籠包で有名な「鼎泰豊」の日本各店舗でキャンペーンを展開、そのほかにもレストランやホテルとの台湾フェアなど精力的に実施しています。また、今年は「台湾自転車旅行年」を掲げていることから、自転車メーカー「ジャイアント社」と、日本各地にある直営店の協力を経て、台湾の豊富な自転車旅行環境の情報や魅力を広めることを目的としたキャンペーンを開催します。

 このほか、日本航空(JL)、成田空港、JALPAKとの4社共同で「台湾旅行気分を満喫」チャーターフライトや、旅行会社と日本で台湾気分を体験する国内ツアーへの協力など、台湾旅の魅力に少しでも触れてもらえるような活動も実施してきています。さらに、手遊びシリーズと題してネットを活用して遊びながら台湾各地の観光情報を伝える参加型イベントやメルマガ配信も展開しています。

 日本では台湾ロスの日本人も多く、台湾では日本ロスになっている台湾人も多い。日本の皆さまに台湾を身近に感じて、台湾の観光情報に常に触れていただけるような取り組みを積極的に継続していく考えです。

 一方、業界向けには、チャイナエアライン(CI)とエバー航空(BR)とともに、新入社員や若手社員、団体営業など対象を絞ったオンラインセミナーなどをおこないます。さらに、これまで台湾定期路線が運航していた地方自治体や関係機関の協力を得ながら、今の台湾を知ってもらえるような活動を検討し、未来の旅行者を開拓していきたいと考えています。

-最後に日本の旅行会社へのメッセージをお願いします。

 2019年の訪台日本人は過去最多を記録しました。日本の旅行会社の皆さまには、これまでのご協力に感謝を申し上げたいと思います。旅行会社の皆さまには、渡航再開後にすぐにアクションを起こしていただけるよう、台湾情報をお客様に向けて発信して欲しいとお願いしたいです。私どもも日本の旅行者を台湾にお迎えできる日を常に念頭におきながら準備をしていきますので、どうぞよろしくお願いします。

-ありがとうございました。