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20年度の旅行業の倒産数は過去20年で最少、負債は最大-TSR調査

 東京商工リサーチ(TSR)が2020年度(2020年4月-2021年3月)の旅行業の倒産状況を発表した。件数は前年度比14.8%減の23件で過去20年間で最少件数だった。負債総額は前年度比1657.4%増の295億6100万円で過去20年で最大となった。

 旅行業では平成以降最大の負債額となったホワイト・ベアーファミリーの278億円が負債総額を押し上げた。負債額別では負債1000万円以上5000万円未満が14件で、構成比は60.8%。全体としては小規模、零細規模の倒産が多数を占めた。

 TSRは今後の見通しとして、海外渡航の制限や国内の移動自粛が続いていることから、先行きの業績見通しが厳しいため、資金調達が限界に達した企業の「あきらめ倒産」の増加が危惧されるとしている。

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