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新型コロナでWEBセミナー、回復に向け必要なことは?-JATA開催

JATA越智氏、「3密対策ツアーの企画を」
風の旅行社・原氏、「出血を極力抑え、回復に備える」

雇用調整助成金の活用で運転資金確保を

 風の旅行社の原氏は、海外旅行について、「最終的には治療薬とワクチンの開発が必要になるだろう。将来的に免疫パスポートのようなものが求められるかもしれない。海外旅行が元に戻るにはかなりの時間がかかる」との現状認識を示したうえで、長期戦を戦うために「今は出血を極力減らす。一旦業務を停止し、旅行が再開してから業務を再開しても遅くない」と強調した。同社では、5月6日までの臨時休業を6月7日まで延長。従業員には副業も認めているという。

 生き残りの施策としては、終息後、売上が戻るまでの運転資金を残しておくことが重要とし、そのために雇用調整助成金や持続化給付金を活用していくことを勧めた。そのうち、雇用調整助成金については、申請は簡素化されており、「最初はわかりにくいかもしれないが、1回目の申請と請求が終わればあとは繰り返しのため、簡単にできる」とアドバイスした。

 雇用調整助成金適用のための平均賃金の賃単価計算には、所定労働日で計算する賃金単価と歴日割賃金単価があり、どちらを選ぶかは労働組合や労働者代表と話し合って決めておく必要があるとした。ただ、現在の1人1日あたり上限8330円は、「給与保証としては不十分」として、1万5000円程度への引き上げと、期間についてもリーマンショック時と同様の3年300日に延長することを求めた。このほか、家賃補助については、支払猶予ではなく半額補助が必要との考えも示した。

 原氏は「今回の危機は、経営者の力だけで乗り切れるものではない」としたうえで、「先が見えない将来に向けて、楽観論と悲観論の波を低く抑えながら、心身とも健康であることが何よりも大切」と強調した。

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