itt TOKYO2024
itt TOKYO2024

KNT-CT、1月の取扱額は5.7%減、海外企画と国内団体はプラス

  • 2020年3月11日

 KNT-CTホールディングスの2020年1月の旅行取扱概況で、グループ会社14社の海外、国内、外国人旅行などを合計した総取扱額は前年比5.7%減の314億8107万円となった。内訳は、海外旅行が2.5%減の115億5420万円、国内旅行が7.7%減の179億3320万円、外国人旅行が0.9%減の14億4736万円といずれも前年を下回っている。

 海外旅行を見ると、団体旅行は9.3%減の14億2676万円となったものの、企画旅行は2.1%増の73億4570万円と伸長。航空券などの個人旅行は9.7%減の27億8174万円であった。

 団体旅行のうち、一般団体は例年1月開催の国際交流イベントの開催月のずれやインセンティブ旅行などの取扱減少により、11.3%減の9億5460万円となったほか、学生団体も留学や語学研修の単価は拡大した一方、修学旅行の取扱減少により5.0%減の4億7216万円と減少した。

 堅調だった企画旅行では、ホリデイの取扱額が3.1%増の17億9575万円となり、香港や韓国を含むアジア方面が不調だったものの、ハワイやミクロネシア方面を中心に他の方面はほぼ好調に推移した。また、クラブツーリズムの取扱額は1.9%増の55億4380万円で、南欧、西欧、北欧、北米、オセアニアが堅調。カナダ、中国、香港、韓国は低迷した。東南アジアではシンガポール、 インドネシアが堅調であったが、タイ、カンボジアは苦戦した。

 国内旅行は、団体旅行が0.7%増の37億2864万円となったものの、企画旅行が9.5%減の109億1217万円、個人旅行が10.4%減の32億9239万円と前年を下回った。団体旅行では、一般団体は前年開催の大型職場旅行の反動減があった一方、企業系コンベンションの人数やスポーツイベントの件数の増加などにより1.5%増の13億4914万円となった。学生団体は修学旅行の取扱人数が減少したものの、研修旅行やスポーツを中心とした各種大会などの取扱人数が増加し、0.2%増の23億7950万円と前年を上回った。

 企画旅行のうちメイトの取扱額は10.6%減の41億9090万円。中国方面は堅調に推移したものの、その他の方面は不調だった。クラブツーリズムも南東北、関東、中部、北陸、関西、山陰・山陽、四国、九州、沖縄、離島が低迷し、8.9%減の67億182万円となった。

 外国人旅行は、個人旅行の宿泊商品や団体旅行の取扱人数が増加した一方、団体旅行の単価減少やレールパスの取扱件数が低下した。