「マイナビBTM」始動、国内出張に革命を-グループの顧客もターゲット

ストレスフリーな出張を常識に
海外版も近く公開

「マイナビBTM」の具体的なサービス内容を説明してください

三森 いわゆるBTMのサービス内容だ。出張者は「マイナビBTM」のサイトでストレスなく出張を手配できる。規定に合うホテル探しと予約をし、同様に新幹線や飛行機の予約といった旅行手配を円滑に進められる。また出張申請や出張報告、精算までカバーする。しかもマイナビが旅費を立て替えるため、精算業務の手間を省くことができ簡単に済ませられる。一方、管理者側にとっても経費管理や経費の見える化をはかることが可能で、内部統制上の利点も多い。

 例えば、東京の本社から地方の支社へ出張する場合、Googleマップと連動してどういうルートで行くのが効率的であるかを示し、往路のA航空会社と復路のB航空会社を組み合わせると割安になるといった選択肢も示す。これが、例えば一般的なOTAを利用した場合、まずは往復とも同一航空会社で揃えた検索結果が表示されることが多い。しかし企業や出張者にとっては、往路と復路の利用航空会社を揃えること以上に、円滑かつ安く目的地まで行って帰ってくることが重要なはずだ。

 ホテル探しでは出張規定内のお勧めホテルを提案する。宿泊費の上限を地域ごとに設定することも可能だ。また目的の場所までの距離の近さ、料金の安さ、最寄り駅からの近さなど、さまざまな条件で比較検索することもできる。

「マイナビBTM」で取り扱えるのは国内出張だけですか。海外出張の予定はありますか

三森 現在はまだ国内出張だけだが、海外出張についても準備中で夏までにはサービスを開始する計画だ。海外出張にサービスを拡大する上でシステム的な問題はないが、運用体制が十分に整うタイミングを見てスタートしたい。

宿泊施設や航空券の手配、仕入れはどのような仕組みになっていますか

三森 国内の宿泊施設に関しては、「マイナビトラベル」で1万2000軒と直接契約している。「マイナビBTM」ではこれに加えてパートナーやサプライヤーの宿泊施設情報も取り込んでおり、合計3万軒ほどの宿泊施設から検索できる。

 海外の宿泊施設に関しては直接契約ではなく、すべて第三者の提供によるもので、国際航空券の発券もパートナー旅行会社に依頼する形だ。海外出張は多くのパートナーと二人三脚で進めていくイメージだ。

海外出張のBTMとなるとコンカーなど経費精算サービスを提供する大手企業もあり、競合していくことになりますが

三森 必ずしも競合するとは考えていない。むしろ協力しあえると考えている。実際にこの分野の大手企業とパートナーシップを結ぶ話し合いもしている。我々とパートナーの力を合わせることで、日本の出張を変えられると期待している。

MOCAは無料とのことですが、「マイナビBTM」のサービスの対価はどのように得るのですか

三森 出張ごとに手数料を徴収するという形ではなく月額制にしている。利用企業の出張費用によって額は変動するが、月額4万9500円から利用可能だ。その月の出張結果に合わせて利用料をいただくわけで、企業にとっても合理的だと思う。