トラベルポート、ガリレオの日本導入を機に、最新プロダクトなどを紹介

  • 2017年10月23日

トラベルポートジャパン代表取締役社長の東海林氏 トラベルポートジャパンは10月18日、アンダーズ東京の最上階「ルーフトップテラス」で「トラベルポートライブ@Andaz東京」を開催した。同社は10月から、GDS機能を含むトラベルコマースプラットフォーム「ガリレオ」の日本での提供を開始しており、これを機に改めて最新プロダクトやソリューションを紹介するのが目的。

 挨拶に立った東海林治社長は「破壊的な環境変化が起きるなかで、モバイルやデジタルに対応するソリューションやコンサルを実現する目的もあって、ガリレオの日本投入を進めている」とした上で、「トラベルポート・アジア太平洋支社が顧客企業を対象に毎年開催している国際イベント『トラベルポート・ライブ』のミニチュア版として初めて日本で企画した」と説明。トラベルテクノロジー・パートナーとしての存在を今後、日本の旅行業界に強くアピールしていきたい思いを語った。

 セミナーでは、5つのブースに分かれてプロダクトやソリューションに関する10分から15分ほどの説明がおこなわれ、参加者はブースを回ってトラベルテクノロジー・パートナーとしてのトラベルポートの全体像を理解する構成。

セミナーの様子 「スマートポイント」を紹介するブースでは、トラベルポートの最新プラットフォームとしての機能の特徴である「LCCとFSCの同時検索・予約」や「リッチコンテンツ&ブランディング」などについての説明があり、日本では10月現在、70社・200店舗以上で利用されていることも報告された。

 「ビュー・トリップ・モバイル」と「トリップ・アシスト」の紹介ブースでは、旅行者をアシストするモバイルアプリとしての両製品の違いや、トラベルポートがアプリ開発企業としても世界的な存在であることをアピール。イージージェット(U2)のために開発したモバイルアプリがアップルストアで1300万ダウンロードを記録し、年間予約2000万件を産み出しているといった数字を挙げた。

 「ロコモ―ト・トラベル・マネージメント・プラットフォーム」の紹介ブースでは、業務渡航向けオンライン予約ソリューションとしての優位性に言及。従来のオンライン予約ツールと比較して業務負担を35%削減できることなどを説明したほか、今年12月までに完全日本語化することも発表した。

 このほかトラベルポートが蓄積するビッグデータの活用やデータ分析ソリューションについて解説するブースが設けられた。さらにスポンサー提供として開設したブースでは、新たなB2B決済方法である「eNett」やAiチャットボット「TravelFlan」の説明がおこなわれた。