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日系2社、16年上期国内線旅客は0.1%減、利用率は増加

  • 2016年11月6日

▽9月単月の旅客は1.4%減、利用率は前年並み

 9月単月の2社の国内線旅客数の合計は、前年比1.4%減の638万6235人。ASKとRPKははともに1.2%減となり、利用率は前年並みの71.2%だった。企業別では、NHの旅客数は1.9%減の347万3001人。ASKは1.1%減だったところ、RPKは0.9%減に留まり、利用率は0.1ポイント増の68.5%と4ヶ月連続で前年を上回った。JLの旅客数は0.7%減の291万3234人で、ASKは1.4%減、RPKは1.7%減となった結果、利用率は0.2ポイント減の75.5%となった。

 各社の路線別旅客数では、NHは羽田/新千歳線が2.2%減の35万5124人と最も多く、以下は羽田/福岡線が5.9%減の26万5356人、羽田/伊丹線が1.0%減の23万2262人と続いた。上位6位は羽田路線が占めており、上位7位は上期と同様の順位となった。

 旅客数の伸び率が最も高かったのは仙台/新千歳線で93.7%増の2万549人。以下は伊丹/那覇線が45.4%増の5万5257人、新千歳/釧路線が37.9%増の1万2607人と続いた。利用率が最も高かったのは成田/伊丹線で88.8%増。次いで、伊丹/函館線が85.0%、新千歳/神戸線が83.4%となった。8割を超えた路線は10路線だった。

 JLは最も旅客数が多かった路線は羽田/新千歳線で、5.4%減の29万5163人となった。2位は羽田/福岡線で5.2%減の24万2160人、3位は羽田/那覇線で6.3%減の21万4858人となり、上位7位を羽田線が占めた。旅客数の伸び率が最も高かったのは羽田/関空線で45.5%増の2万2642人。次いで新千歳/新潟線が38.0%増の6244人、丘珠/釧路線が37.2%増の6747人だった。

 利用率が最も高かったのは伊丹/函館線で15.2ポイント増の94.6%。このほか、那覇/与論線が15.8ポイント増の91.2%、那覇/久米島線が2.4ポイント増の90.4%となり、3路線が9割を上回った。利用率の伸び率が高かったのは丘珠/釧路線で19.0ポイント増の82.4%。2位は那覇/与論線、3位は伊丹/函館で15.2ポイント増の94.6%となった。

▽日系2社、国内線9月
全日空
日本航空