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ジンエアーが北九州に初就航、10月に釜山から-2月には仁川

  • 2016年9月6日
記者会見の様子。左から2番目が福岡県知事の小川洋氏、3番目がLJの崔氏  福岡県などによれば、ジンエアー(LJ)は9月6日に北九州空港で記者会見を開催し、北九州/釜山、ソウル(仁川)線を開設する計画を発表した。LJが北九州に就航するのはこれが初めてとなる。釜山線は10月30日から1日1便で運航開始。仁川線は12月12日から週4便で運航し、2017年2月4日からは1日1便に増便する。

 記者会見でLJ代表理事の崔晶皓(チェ・ジョンホ)氏はロードファクターの目標として75%をめざす旨を説明。就航当初は乗客の7割が韓国発、3割が日本発になる見通しを示した上で、将来的には韓国発を6割、日本発を4割にする考えを示した。LJは現在、福岡/仁川線を1日3便で運航しているが、訪日外国人旅行者の増加により、需要は十分に見込めるという。

 北九州空港については、24時間利用可能で、混雑空港の福岡よりも希望のスロットを取りやすいことなどを評価。今年4月に東九州自動車道が全線開通し、北九州から大分や宮崎までの移動時間が大幅に短縮できるようになったことなども踏まえて、今回の就航を決定したという。

 運航スケジュールは現時点では未定だが、釜山線は釜山発が14時台、北九州発が16時台となる見込み。仁川線は仁川発が10時台、北九州発が12時台となるように調整しているという。運航機材は189席のボーイングB737-800型機を予定する。

 なお、北九州空港については、12年7月からスターフライヤー(7G)が釜山線を運航していたが、14年3月末で運休し、以降は国際線定期便の就航はない。LJの路線開設により、2年7ヶ月ぶりに国際線が復活することとなる。