JTB総研が緊急調査、5月までの海外旅行市場を分析

  • 2016年6月16日

▽ウェブ申込は7割に、熟年層に店舗離れの兆候

 海外旅行先を選んだ理由は「ずっと行ってみたいと思っていた」が33.3%で最も多かった。以下は「好きで繰り返し行っている」が27.1%、「価格が安かった」が23.2%、「家族や友人のおすすめ」が21.1%と続いた。

 旅行の形態の1位は「フリープラン・自由行動タイプのパッケージツアー」で、全体の38.9%に。2位は「航空券やホテルを、個人で別々のサイトや店舗で予約購入した旅行」で21.2%、3位は「日本から添乗員が同行し、食事や観光などがセットになっているパッケージツアー」で11.8%となった。

 旅行の申込方法に関しては、「ウェブサイト」が前年から11.4ポイント増の69.1%となり最も多かった。次いで「旅行会社の店舗(来店)」が20.7%、「旅行会社の店舗(非来店)」が5.0%、旅行会社のコールセンターが2.7%となった。

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 店舗で申し込んだ人の割合を性別と年齢別に見ると、1位は15歳から29歳の女性で33.9%。一方、最も低かったのは60歳以上の女性で11.5%となり、JTB総研では旅行経験が豊富でインターネットに慣れている熟年層が、手軽にウェブサイトで申し込むケースが増加しているとの見方を示している。

 なお、旅行会社で申し込んだ理由としては、「旅行商品の細かいことについて質問したかった」が最も多く、以下は「現地でどんなことができるか相談に乗って欲しかった」や「どんなツアーがお得かを教えてほしかった」などが続いた。

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