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成田、15年度の国際線方面別旅客、台湾や香港など大幅増

  • 2016年5月9日

 成田国際空港(NAA)によると、2015年の国際線方面別旅客数は太平洋、中東を含むアジア、中国、台湾、香港、オセアニアの6方面が前年を上回った。最も伸び率が高かったのは台湾で27.5%増の142万6200人。以下は香港が25.9%増の106万2600人、中東を含むアジアが10.2%増の350万5900人、中国が5.5%増の184万5800人、オセアニアが4.8%増の137万4900人、太平洋が0.1%増の392万1700人となった。

 前年を下回ったのは欧州、韓国、グアムの3方面。最も減少幅が大きかったのは欧州で、5.6%減の137万4900人だった。昨年11月にパリで発生した同時多発テロに加え、今年3月にブリュッセルで発生した複数の爆破テロが影響した。

 3月単月では、中東を含むアジア、台湾、韓国、香港、オセアニアの5方面が前年を上回った。最も増加したのは台湾で24.4%増の13万4100人。次いで香港が7.9%増の9万3800人、中東を含むアジアが7.0%増の30万7400人、韓国が1.5%増の10万6400人、オセアニアが1.1%増の5万3500人となった。

 前年を下回ったのは太平洋、中国、欧州、グアムの4方面。最も減少幅が大きかったのは中国で17.5%減の13万6100人だった。昨年の冬ダイヤから日本航空(JL)、全日空(ANA)、中国国際航空(CA)、中国南方航空(CZ)などが中国線を羽田に移したことなどが影響したという。