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プラネットツアー、チャーターでエジプト旅行を企画、4月と5月に

  • 2016年3月7日

 イランやエジプトなどの地上手配をおこなう東京都のプラネットツアーサービスはこのほど、エジプト政府などの協力のもと、チャーター便4往復を利用して4月と5月にエジプトを訪れるツアーを企画した。2011年以降低迷している日本人旅行者数の回復を目的としたもので、出発日は4月が23日と30日、5月が7日と14日。出発地は成田と関空で、6泊8日でカイロ、ルクソール、アスワン、ギザなどの主要な観光地を訪れる予定。

 航空会社は、主にチャーター便運航を手がけるエジプトのナショナル・アビエーション社を利用。使用予定機材はエアバスA340-200型機で、座席数はファーストクラス12席、ビジネスクラス24席、エコノミークラス224席の計260席となる。プラネットツアーサービスによれば、同社が日本に就航するのは今回が初めて。運航区間は、往路が成田発関空経由ルクソール行きで、成田発が13時頃、関空発が16時頃となる予定。復路はカイロ発関空経由成田行きで、カイロを金曜日に出発し、関空には土曜日の8時頃、成田には11時頃に到着する。現在は運航許可の申請中。

 プラネットツアーサービスは2月前半から、国内の旅行会社約10社に往復航空券と現地手配部分をユニットで販売。需要は成田発と関空発で半々ずつとなる予想で、ロードファクターは90%以上をめざすという。同社によれば、旅行会社からはすでに定員1040人の約9割にあたるリクエストが届いており、同社代表取締役の田仲重門氏は本誌の取材に対して「思いのほか反応は良い。アラブの春から5年以上が経ち、エジプトに行きたいと考える人も増えてきているのでは」と語った。

 なお、今回のプロジェクトに対してはエジプト観光省がさまざまな支援をおこなっており、旅行会社により募集パンフレットの作成や広告の出稿に対し、経済的なサポートをおこなっているという。ツアーの最終日には、同省がギザのピラミッド前で歓迎イベントを開催する予定。