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中部、10月の国際線旅客数は8%増、発着回数は2%減に

  • 2013年11月20日

 中部国際空港の2013年10月の利用実績で、国際線旅客数は前年比8%増の38万4100人となった。4月から8月までは前年割れが続いていたが、9月は0.5%増とわずかながら前年を上回っており、近距離アジアの需要減の原因となった領土問題の発生から1年が経過したことや訪日旅行の好調さ、海外旅行需要が回復傾向にある可能性があるという。

 一方、国内線旅客数は6%増の47万5570人で、10ヶ月連続のプラス成長。ただし、4月から9月までは2桁の伸びが続いていたところから、伸び率は鈍化したことになる。

 これに対して中部国際空港広報では、例えば国内旅行にシフトしていた近距離アジアへの需要が戻りつつある可能性や、休日の日並びなど「全体的な流れ」の中での変化であると分析。同空港ではエアアジア・ジャパン(JW)が10月末の撤退に向けて便数を削減していたが、この影響は大きくなかったと説明した。

 なお、旅客便の発着回数は国際線が2%減の2427回、国内線が3%増の4564回であった。