日本航空、国際線で「AIRくまモン」-国内線機内食も充実

  • 2013年6月4日

 日本航空(JL)は6月1日、一部を除く欧米路線のプレミアムエコノミーとエコノミークラスで機内食「AIRくまモン」の提供を開始した。これは本物志向、革新性をテーマとした機内食「AIRシリーズ」の第9弾で、熊本県の人気キャラクターである「くまモン」をパッケージに採用し、同県のご当地グルメを提供する。AIRシリーズで自治体とコラボレーションするのはこれが初めて。

 メニューは春雨スープに野菜などの具材を入れた「太平燕(タイピーエン)」で、今回は熊本市の老舗中華料理店「紅蘭亭」の葉山料理長が監修。オリジナル容器に入ったタイピーエンに、旅客自身が揚げ卵とバンバンジー、レタスの具材を好みで入れるようにした。また、別皿で焼きおにぎりも提供し、入れて食べられるようにした。熊本県の菓子メーカー「熊本菓房」のくまモンカスタードケーキも付けている。

 提供期間は8月31日までで、対象路線はニューヨーク、ボストン、シカゴ、ロサンゼルス、サンディエゴ、ロンドン、パリ、フランクフルト。ヘルシンキも7月1日に開始する。なお、7月と8月の夏休み期間には、子供用の機内食にくまモンの特製トレイマットを用意する。

 このほかJLでは、AIRくまモン以外でも、国内線ファーストクラスで6月1日からメニューを充実。朝食帯に季節のフレッシュフルーツを加えるほか、中間帯のデザートに老舗の茶菓などを設定。第1弾は銀座の和菓子屋「空也」のモナカと、空也5代目が創作したどら焼きを提供する。対象は羽田発着の新千歳、伊丹、福岡、那覇。