KNT-CT、2月の海外旅行は1.1%増-団体好調、企画と個人が減少

  • 2013年4月11日

 KNT-CTホールディングスの2013年2月の旅行取扱状況(※)によると、海外旅行の取扱額は1.1%増の129億715万円となった。団体旅行は43.4%増の29億4209万円と増加。企画旅行は8.8%減の65億8349万円と減少し、個人旅行も3.3%減の33億8157万円となった。

 団体旅行では、一般団体は視察・研修、招待旅行の需要を取り込み、39.0%増の24億3441万円と増加。学生団体も69.4%の5億767万円と大きく増加した。KNT単体でも、団体旅行は39.7%と増加した。

 企画旅行は、ホリデイが22.2%減の27億3484万円と減少。KNT個人の状況によると、販売の割合が高いアジア方面が全般的に不調となり、取扱人数、額ともに前年を大きく下回る結果となった。特に中国方面は引き続き低迷しているという。

 一方、クラブツーリズム分については、中南米方面のSITや欧州方面を中心に好調に推移。4.3%増の38億3551万円と前年を上回る結果となった。

 海外旅行以外のKNT-CTホールディングスの取扱額は、国内旅行は4.3%減の192億758万円と減少。団体旅行は0.2%増と前年並みだったが、企画旅行は3.6%減、個人旅行は11.6%減と2ケタ減となった。クラブツーリズム分は10%減の57億3276万円となった。

 国際旅行は18.5%増の5億9962万円となり、中国方面からの訪日旅行客の減少は続くもののMICE関連団体の取扱増加が奏功し、前年を上回った。

※近畿日本ツーリスト(KNT)、KNT個人旅行、KNT個人旅行販売、クラブツーリズム、KNT北海道、KNT東北、KNT中国四国、KNT九州、ユナイテッドツアーズ、KNT商事、KNTアジアの合計値。2012年12月までに掲載した取扱状況の記事では、クラブツーリズム、KNT個人旅行販売(旧KNTツーリスト)、ユナイテッドツアーズの3社の数値は含んでいない