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バハカリフォルニア、ダイビングの魅力アピール-セミナー開催で

  • 2013年4月10日

メキシコ観光局駐日代表のギジェルモ・エギアルテ氏  メキシコ観光局は4月5日、都内で南バハ・カリフォルニア観光&ダイビングセミナーを開催した。セミナーで登壇したメキシコ観光局駐日代表のギジェルモ・エギアルテ氏は、南バハ・カリフォルニアを紹介することで「メキシコ観光の多様性に目を向け、新デスティネーションを応援したい」と意欲を示した。

 同氏によると、メキシコへの日本人渡航者は3年連続で平均20%の伸びを示しており、昨年は8万7000人となった。今年は10万人以上の集客をめざす考えだ。

  また、セミナーに合わせて来日した南バハカリフォルニア政府観光局局長のルイス・パラシオス氏は、南バハカリフォルニアでのダイビングの魅力を説明。同エリアにはコククジラに触ることができるホエールタッチングツアーや、アシカと一緒に遊べるシュノーケリングといったユニークなツアーが多くあると紹介した。

 さらに、同氏によるとハリウッドセレブも数多く訪問するというリゾート、ロス・カボスも南バハカリフォルニアに位置しており、昨年は新国際線ターミナルが開業するなどインフラも整備。現在はハネムーンやウエディングが需要なセグメントだが、今年は6000人を収容できるコンベンションセンターがオープンすることから、MICEでの利用も見込めるという。

 また、セミナーでは航空会社がプレゼンテーションを実施。アエロメヒコ航空(AM)日本支社長の加藤欣弥氏は「モルディブやパラオなどと並ぶ十分な可能性がある」と話した。同氏によると、先日開催されたマリンダイビングフェアではメキシコは人気のダイビング先で11位、行きたい旅先で3位にランクインしていたと説明。「ダイビングを目的とした渡航者は年間30万人というが、メキシコへの日本人渡航者数と比べると決して小さな数ではない」とし、ダイビング需要に期待を示した。

 また、加藤氏はAMを利用した場合の利点として、無料受託手荷物許容量がエコノミークラスでも20キロ2個までである点をあげた。これはサーフボードやダイビング機器を運んでも超過料金がかからない範囲であるとし、「荷物が超過するのがダイビング。超過しないことは売りになる」とアピールした。

 このほか、ユナイテッド航空(UA)は乗り継ぎ時間を利用したサンフランシスコとロス・カボスを訪問するツアーを提案。アメリカン航空(AA)は乗り継ぎのスムーズさをアピールした。さらに、デルタ航空(DL)はアエロメヒコ航空(AM)と提携関係にあるためスムーズに乗り継げる便が選べるほか、アラスカ航空(AS)の利用も可能であることを話した。