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テキサス、観光セミナーで北部のツアー造成を呼びかけ

  • 2013年4月9日

ミッションのメンバー テキサス州から観光ミッションが来日し、このほど都内で観光セミナーを開催した。今回のセミナーには、同州北部を中心にダラス市観光局、フォートワース市観光局、グレープヴァイン観光局、ワイルド・キャッター・ランチ、タックス・フリー・ショッピング、プレミアム・アウトレットが参加。ツアー造成に向けた情報を提供するとともに、テキサス州への誘客を呼びかけた。

 テキサス州への日本人渡航者数は2011年実績で約4万5000人。テキサス州政府観光局ツーリズム・マーケティング・スペシャリストのオリバー・ヤン氏によると、2012年は前年比13%増になったという。成田とテキサスを結ぶ直行便が毎日3便飛んでいることや、MLBテキサス・レンジャーズのダルビッシュ有投手への関心も高いことから、今年はさらなる増加を見込む。

 セミナーでは、各参加者がそれぞれの魅力を紹介。ダラス市観光局は、市内に16ヶ所のエンターテイメント地区があり、スポーツ、アート、ショッピング、ダイニングなど豊富な観光素材があるとアピール。ホテル料金が他の主要都市よりもリーズナブルなのが強みのひとつとした。フォートワース市観光局は「ストックヤーズ国立歴史地区」を紹介。都市と歴史が融合した街の魅力を強調した。

セミナー会場の様子 ダラス・フォトワース国際空港があるグレープヴァインは、その立地からMICEに最適なロケーションであるともに、ウォーターパークも充実していることからファミリー層への訴求力も高いと紹介。観光牧場のワイルド・キャッター・ランチでは、カウボーイ体験や乗馬、カヌー、バギーツアーなどさまざまなアクティビティーが楽しめるほか、本場BBQが楽しめるステーキハウスレストランをランチとしてコースに組み込むこともできると強調した。

 テキサス州内に6ヶ所あるプレミアム・アウトレットでは、旅行会社向けのサポートとしてVIPクーポンブックを無料で提供していることを紹介。タックス・フリー・ショッピングは、簡単な手続きで税金の払い戻しが可能なことから、ショッピングで有効に活用して欲しいと呼びかけた。

 「テキサスの最大の魅力は体験型のアクティビティーが多いこと。日本人旅行者にもウエスタン文化を体験してほしい」とヤン氏。今後も日本人旅行者誘致に力を入れていく姿勢を示した。