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ハーツ、第6世代ネバーロストを今夏から北米で提供

  • 2013年3月31日

(左から)広脇敬氏、レイチェル・リン氏 ハーツレンタカーは、カーナビゲーションシステム「ネバーロスト」について、今夏から現在の第5世代をさらに進化させたタブレット型の第6世代を北米とハワイで順次提供していく。ネバーロストの開発を手がけるナビゲーション・ソリューショズのリージョナル・サービス・マネージャーを務めるレイチェル・リン氏が、ネバーロスト機能を説明するプレゼンテーションのなかで明らかにしたもの。

 ハーツ・アジア・パシフィック日本地区支配人の広脇敬氏は第6世代について、「カーナビ機能の向上に加えて、カスタマーサービスもさらに追加させる」と説明。Bluetoothを利用したハンドフリー通話や搭載カメラを使って同乗ドライバーを後で登録できる新機能などを紹介。また、将来的には、ドライブガイドとして人気の「エクスプローラー・ハワイ」に日本語音声機能を追加する計画も視野に入れているという。

 現在、日本人利用の多いハワイ・ワイキキ地区では、約70%の車にネバーロストが搭載され、約60%の利用者がオプションとしてネバーロストを予約しているという。「日本人に限ると予約率はもっと高いだろう」と広脇氏。ハーツでは、ネパーロストを搭載している車には限りがあることから、事前予約を勧めている。

 リン氏はネバーロストの各種機能について、日本語翻訳サービスがついた24時間対応の「コンシェルジュサービス」、ハワイを含む北米20都市で提供している観光情報機能「エクスプローラー」などを紹介。また、ハーツ独自サービスの「オンライン・トリップ・プランニング」では、専用サイトで事前に作成したドライブプランをダウンロードコード(オンライン)やUSBメモリーを使ってネバーロストに取り込むことで、「現地での設定時間を節約できるほか、複数車でプランの共有も可能なため団体旅行での利用も可能」と説明した。

 このほか、「北米で提供されているネバーロストはビルトインタイプのため盗難やバッテリー切れの心配がなく、リアルタイムのフライト情報、天気予報、期間限定のイベントなど各種情報も適宜アップデートしている」と紹介。ネバーロストのメリットを強調した。