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20代インタビュー:風の旅行社 手配部 得田充さん(28歳)

20代応援企画! 仕事は楽しみながら、学ぶ姿勢も忘れずに次につなげる

風の旅行社手配部 得田充さん

 アルバイトとして入社してから正社員登用され、現地手配などを担当して5年目の得田さん。担当は手配部門ですが、添乗や企画に携わることもあり、色々な人とコミュニケーションをとることができ学ぶことが多いこの仕事が「とにかく楽しい!」と話してくれました。仕事だからと割り切るのではなく、仕事を通して新たな発見や喜びを見つけ、次へいかしていくという得田さんの、仕事や旅行に対する思いをうかがいました。


-旅行会社を志望された理由はどんなものだったのでしょうか

 実は旅行会社に勤めたい、という気持ちがあったわけではなくて、ニュージーランドへのワーキングホリデーから帰国して、アルバイトを探していて弊社の募集に応募した、というのがきっかけなんです。だから初めは何もかも手探り。でも現地オペレーターとやり取りして、旅行を一緒に作っていく一体感を感じるようになり、仕事がすごくおもしろく好きになりました。

 添乗や企画に携わることもあり、いろいろ体験することができるのは小さい会社ならではの利点です。他では味わえないことだとやりがいを感じています。

-現在担当している業務について具体的に教えてください

 現地手配や、弊社が代理店を務めるMIATモンゴル航空(OM)の予約や座席管理などをしています。私の取り扱う方面で多いのはブータンとネパールです。また、自分の手配した旅行に添乗することもあります。普段はお客様と接することがないので、直接要望を聞いたり、ほかの旅先の情報を話したりしてとても有意義な旅行になります。添乗で一緒だったお客様が次の旅行の際に、自分に連絡をして申し込んでくださったりするとすごくうれしいです。


-今後はお客様と直接やりとりするお仕事を増やしていきたいですか

 仕事はその内容ではなくて、「自分がどう向き合うか」で楽しさが変わると思うのです。添乗でいろいろ見たり聞いたりできること、お客様と直接お話しができることは確かにとても楽しいですが、それは自分の手配の仕事にいかすことができるからこそ、そう思うのです。「こんな仕事がしたい」ではなくて「どんなふうに仕事がしたいか」、というふうに考えが変わってきましたね。どんな発想をしてどのように取り組むか、それが仕事だと思っていますし、その姿勢次第でおもしろくなっていくものだと思います。


-旅行会社スタッフとして心掛けていることを教えてください

 お客様に旅の楽しさを伝えたい、というのが根本にあります。実は、友人に「旅行会社に勤めている」というと決まって「どこか安く行けるところない?」とか「チケット安くとれるの?」と聞かれるのですが、それが僕はくやしくて仕方がない。「安いから」ではなくて興味を持って旅に出てほしい。楽しいから旅をしたいというふうにお客様の気持ちをもっていきたいのです。

 私は旅行から得たものがすごく大きくて、それまでの自分の常識が崩れていくのがとても心地よかった。そんな体験を1回でもいいからしてみていただきたいし、それを手伝うためにはなんでもします!というスタンスです。