JATAとANTA、奈良、和歌山、三重の応援キャンペーン実施

  • 2011年12月25日

 日本旅行業協会(JATA)と全国旅行業協会(ANTA)は、奈良県、和歌山県、三重県の観光を盛り上げることを目的に「奈良・和歌山・三重応援キャンペーン」を開催する。台風12号や15号による被害を受けた3県の旅行需要を喚起し、誘客につなげることでいち早い回復をはかる考えだ。

 JATAによると、台風でがけ崩れが発生し道路が不通の地域も一部あり、100%回復しているわけではないが、12月初旬に台風被害のため不通となっていたJR紀勢線が全面復旧するなど回復傾向にあるという。こうしたなか、JATA理事長の中村達朗氏は「来てもらうことが復興の一助になる」とし、「とにかく消費者に足を運んでもらいたい」と3県への旅行を呼びかけた。キャンペーン専用のフェイスブックページで告知を行ない、観光庁、JATA、ANTA、国内旅行振興キャンペーンサイト「がんばろう!日本」など、ウェブサイトにキャンペーンバナーを設置し、アピールしていく考えだ。

 キャンペーンはANTAもしくはJATAの会員旅行会社で、実施期間内に奈良県、和歌山県、三重県の少なくとも1県で宿泊する国内旅行を購入した者が対象。ウェブ上のキャンペーン応募ホームからその「旅の思い出」250字程度と、現地で撮影した写真を添付して応募する。

 キャンペーン事務局で審査の上優秀作品を選出し、優秀賞10名に観光庁長官からの感謝状と副賞、JATA会長賞として10名にJATA会長からの感謝状と副賞、ANTA会長賞として10名にANTA会長からの感謝状と副賞をプレゼントする。副賞は5000円相当のものを贈呈する予定だ。

 キャンペーンの実施期間は宿泊日ベースで2012年1月1日から3月31日。応募期間は1月1日から4月20日とした。