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海外パッケージ、3月21.3%減も「底打ち感」、ハワイなど堅調−JATA調査

 日本旅行業協会(JATA)がこのほど取りまとめた大手旅行会社の海外募集型企画旅行の取扱状況によると、東日本大震災の影響を受けた3月の実績は、全方面合計で前年比21.3%減と落ち込んだ。4月初旬時点での4月以降の予約状況も、4月が26.2%減、5月が31.8%減、6月が13.7%減となっている。

 会員各社からの報告では、3月は「成田・羽田発だけでなく各地からの出発にも影響があった」ほか、「3月だけでなく先の予約の取り消しなど」も発生。4月から6月の予約についても震災直前の週からの累計前年比は約20ポイント減となったという。

 一方で、予約状況では「底を打った感」(JATA総合企画部広報グループ担当副部長の玉置良吉氏)もある。会員各社の報告でも、もともと「出発日が先の予約のものはキャンセルは落ち着いて」いたといい、「震災直後は取消数が予約数を上回っていた」が、徐々に逆転している。

 方面別では、4月のグアム・サイパンが21.4%増、6月のハワイが35.4%増とプラス成長。ハワイは4月も10%減、5月も7.3%減と堅調で、北米も4月から6月までいずれの月も10%台の減少に留まっている。JATA・VWC2000万人推進室室長の澤邊宏氏によると、ゴールデンウィーク(GW)の予約もまだ増加傾向にあるという。方面別の詳細は下表の通り。

▽JATA海外パッケージツアー実績・予約状況調査結果


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