関西発エースJTBのGWは2割減、西日本は前年増−格安プランで間際需要獲得へ

 JTB西日本は4月18日、関西発のエースJTBでゴールデンウィーク(GW)間際商品「往復JR限定列車で行く!びっくりシリーズ ゴールデンウィークスペシャル」を発売した。

 同社によると、2011年のゴールデンウィーク(GW)は日並びがよい一方、東日本大震災の影響で旅行の申し込みに前年ほどの勢いがない。GW期間中の関西発エースJTBの販売人員数を見ると、4月9日現在、前年比80%で推移しており、東北、関東・上越、東京方面といった震災の影響を受けた方面が大幅に減少した。そうした環境下で、堅調に推移している方面について価格訴求型の間際商品を発売することで、西日本地域を中心とした旅行需要の活性化と、間際需要の喚起をはかる考え。販売目標は700名とした。

 設定期間は4月28日から5月5日出発分で、設定方面は北陸、南紀、山陽、九州の4方面合計31施設。北陸は金沢、山中温泉、南紀は白浜温泉、紀伊勝浦温泉、山陽は広島、九州は博多、長崎、別府を設定した。最少催行人員は2名から。旅行代金は、たとえば往復JR限定特急列車普通車指定席、大阪、新大阪から金沢利用の場合、金沢都ホテルツイン、またはツイン禁煙3名1室利用で、大人1名1万3300円から。


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