名鉄観光、10年は増収増益を達成、営業利益が倍増−団体セールスを強化
名鉄観光サービスは2010年12月期(2010年1月1日〜12月31日)の業績で、増収増益を達成した。営業収益は前年比5.0%増の175億8762万8000円と増収となり、営業利益は91.6%増の8億7699万6000円とほぼ倍増した。
2010年は、円高、上海万博や羽田国際化、国内では平城遷都1300年祭など旅行需要回復に向けたきっかけがあったものの、アイスランド火山噴火やタイでのデモ、中国尖閣諸島問題や韓国延秤島砲撃事件などの外的要因により、厳しい状況で推移。一方で、景気に左右されにくい教育やスポーツ、宗教団体など重点団体セールスの強化や訪日中国人観光客獲得に向けた取り組みなどを進めた結果、経常利益は54.4%増の9億7585万円、当期純利益は83.3%増の5億648万6000円となった。
旅行事業では、前年からの反動や円高による割安感、上海万博開催などにより海外旅行が大きく成長。留学事業も顕著な伸びを示し、海外旅行の営業収益は26.9%増の23億6600万円と増加した。国内旅行はサプライヤーの直販化や旅行単価の低下に加え、宮崎で発生した口蹄疫の影響などにより伸び悩み、営業収益は4.8%減の91億1800万円となった。なお、方面別の海外旅行取扱人員は下記の通り。
▽名鉄観光 方面別海外取扱人員(方面/人数/前年比)
韓国/4万2522人/123%
台湾/7030人/117%
香港/5439人/128%
タイ/2630人/90%
シンガポール、マレーシア/2586人/101%
中国/1万4580人/138%
その他アジア/6832人/111%
オセアニア/3016人/156%
グアム、サイパン/4918人/106%
ハワイ/5628人/124%
北米/8428人/141%
ヨーロッパ/9721人/140%
その他/3055人/158%
合計/11万6385人/125%
2010年は、円高、上海万博や羽田国際化、国内では平城遷都1300年祭など旅行需要回復に向けたきっかけがあったものの、アイスランド火山噴火やタイでのデモ、中国尖閣諸島問題や韓国延秤島砲撃事件などの外的要因により、厳しい状況で推移。一方で、景気に左右されにくい教育やスポーツ、宗教団体など重点団体セールスの強化や訪日中国人観光客獲得に向けた取り組みなどを進めた結果、経常利益は54.4%増の9億7585万円、当期純利益は83.3%増の5億648万6000円となった。
旅行事業では、前年からの反動や円高による割安感、上海万博開催などにより海外旅行が大きく成長。留学事業も顕著な伸びを示し、海外旅行の営業収益は26.9%増の23億6600万円と増加した。国内旅行はサプライヤーの直販化や旅行単価の低下に加え、宮崎で発生した口蹄疫の影響などにより伸び悩み、営業収益は4.8%減の91億1800万円となった。なお、方面別の海外旅行取扱人員は下記の通り。
▽名鉄観光 方面別海外取扱人員(方面/人数/前年比)
韓国/4万2522人/123%
台湾/7030人/117%
香港/5439人/128%
タイ/2630人/90%
シンガポール、マレーシア/2586人/101%
中国/1万4580人/138%
その他アジア/6832人/111%
オセアニア/3016人/156%
グアム、サイパン/4918人/106%
ハワイ/5628人/124%
北米/8428人/141%
ヨーロッパ/9721人/140%
その他/3055人/158%
合計/11万6385人/125%