デルタバケーション、11年度上期は2万名へ−R&C、「カジュアル」路線も

  • 2011年2月8日
 アールアンドシーツアーズ(R&C)はこのほど、デルタ航空(DL)のパッケージブランド「デルタバケーション」2011年度上期商品の販売を開始した。DLの日本発着路線に合わせて、「アメリカ・カンクン」「南米」「ハワイ」「グアム・サイパン・パラオ」のパンフレットを設定したほか、「ディズニー」専用パンフレットも用意し、ゴールデンウィーク明けには「カナダ・アラスカ」を追加。さらに、参加しやすい価格設定と内容の「デルタバケーションカジュアル」を新設し、「グアム・サイパン・パラオ」と「ハワイ」の2方面で展開する。

 全方面共通の特徴として、エコノミークラスでも追加代金なしで「前方窓側」「トイレの近く」などの希望に沿った席を用意。便名の指定も受け付ける。また、スカイマイルを100%付与し、スカイマイル会員にはボーナスマイルも加算。さらにリピーター向けのボーナスマイルも新設した。このほか、エコノミークラスでも機内食の指定を可能とした。

 DL路線網の活用の一環として、アメリカ・カンクン方面で羽田発着コースを設定。羽田経由の利便性を打ち出すため、札幌、大阪、福岡、那覇からの国内線乗り継ぎ追加代金を往復で5000円とした。また、ビジネスエリートの利用者には乗り継ぎ空港と到着空港で日本語アシストサービスを提供する。

 上期の販売目標人数は2万名。内訳は北米・カンクン・南米が2500名、ハワイが4000名、グアム・サイパンが1万3000名、カナダが500名。R&Cでは、DLの顧客や旅慣れたシニア層、若手経営者やビジネスマン、スカイマイル会員、ファミリーなどの顧客層を重点ターゲットとして販売に取り組む方針だ。