台湾、2010年の日本人訪問者数は9.3%増、羽田就航で座席増、身近な印象も

  • 2011年1月21日
 台湾観光協会東京事務所によると、2010年に台湾を訪れた日本人訪問者数は、前年比9.3%増の110万2054人となった。2009年からのリカバリーで市場全体が上向くなか、台湾は特に後半の追い上げが強く、羽田就航による座席増加が奏効した。羽田と成田に旅行者が分散することで、座席がタイトだった成田便の予約が入れやすくなったほか、羽田就航に際してメディア露出が増えたことで気軽に行けるイメージが浸透し、ショートトリップが増加。これが台湾観光を気に入るきっかけとなり、短いスパンでのリピーターも増えているという。2011年もさらなる日本人旅行者の誘致に取り組む考えで、今年は修学旅行やインセンティブなどにも力を入れていく。

 なお、台湾を訪問した外国人旅行者数は、28.2%増の556万7277人。台湾人の海外渡航者数は15.6%増の941万5074名で、そのうち日本を訪れた人は23.7%増の137万7957人であった。