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中部、09年度は減収減益で2期連続赤字−10年度の国際旅客数は7.7%増を予想

  • 2010年5月20日
 中部国際空港の2009年度(2009年4月1日〜2010年3月31日)連結決算によると、売上高は前年比12.7%減の422億7200万円、営業利益は73.1%減の10億8800万円と大幅に減少し、経常損失は25億400万円(前年:17億7900万円)、当基準損失は27億5500万円(前年:23億400万円)を計上した。

 期中は景気低迷や新型インフルエンザの流行で旅行の手控えがあったものの、秋のシルバーウィークには開港以来最高の出国者数を記録し、レジャーを中心に回復傾向にあるという。航空会社の運航規模縮小の方針で運休した路線もあったが、航空会社へのトップセールスや利用促進キャンペーン、インバウンド需要の掘り起しなどに努め、新規就航便を実現。今後も、航空需要の拡大をはかる。2010年度の旅客数は国際線は7.7%増の463万人、国内線は6.7%減の462万人を予測。売上高は1.0%増の427億円、営業利益は221.7%増の35億円、経常利益は2億円、当期純利益は1億円を見込む。