コンチネンタル航空、路線拡大あっても縮小なし−羽田就航にも意欲
コンチネンタル航空(CO)は11月27日、新任の太平洋地区支社長のマット・ミラー氏と日本支社長の高橋亨氏の記者会見を開催し、現在の市場環境や今後の戦略について説明した。この中で両名は、「日本路線で撤退の予定は一切ない」方針を示し、さらに「他の航空会社が撤退した路線を含めて、常に路線規模拡大の機会を模索する」と拡大志向を強調した。また、2010年の再拡張後の羽田路線について、ミラー氏は「日米航空協議の結果次第」としつつ、「羽田空港は位置的に利便性が高く、発着枠を使用できる状況になれば就航の機会を真剣に考えたい」と語った。
日本市場については、「ホームタウンエアライン」の考えから、地方発着路線を含めて維持し、地方からハブであるグアムとさらにその先のデスティネーションをつなぐ戦略を継続する方針。また、たとえば日本からの座席供給量の減少したケアンズ線や、直行便が廃止されたフィジー線など、「マーケットがあるにもかかわらずキャパシティが小さくなっている路線」(高橋氏)への進出機会を今後もねらうという。
このほか、スターアライアンス加盟による全日空(NH)、ユナイテッド航空(UA)との協力関係の深化も進める。日米航空協議で、オープンスカイや日米航空会社間のアライアンスに関するATI(反トラスト法適用除外)容認が実現すれば共同事業を開始したい考えで、その場合には「航空会社にとってはビジネスモデルをシンプルにでき、お客様にはより質が高いサービスを提供できるようになる」(ミラー氏)と期待を示した。
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◆日米航空協議、自由化MOUで進展−米国側の成田増便意欲なし(2009/11/02)
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