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全日空国内線コミッション、包括旅行用は廃止、個札は半減へ−JLも「検討」

  • 2009年11月16日
 全日空(NH)は国内線航空券のコミッションについて、個札は現行5%を2.5%、団体は包括旅行用が7%からゼロ、修学旅行などの団体旅行用は7%から2.5%に引き下げる方針だ。現在旅行会社との話し合いを進めており、早ければ2010年4月から開始する意向を伝えている。NHが10月30日に発表した次期経営戦略の中では販売関連費用の削減の項目で「国内線代理店販売手数料のあり方を検討する」と発表していた。

 こうしたNHの動きを受けて日本航空(JL)も追随する可能性もある。JL経営企画部部長の菊山英樹氏によると、現在はまだ未定であるとしたものの、「検討すべきテーマではある」と話す。「(国内線のコミッションカットによって)収支がマイナスになってもいけない。状況を見て考えることになるだろう」と述べた。

 また、全国旅行業協会(ANTA)では、様子を見ながら今週以降にNHへ直接出向く考えを示す。また、日本旅行業協会(JATA)では今週中にも、金井耿会長名で反対姿勢を示す意見書を提出する予定だ。