名鉄観光サービスは、2010年の上海万博で合計1万人の送客をめざす。入場券の日本地区総代理店であるジェイティービー（JTB）と販売契約を結んでおり、海外旅行部内に「上海万博対策本部」を設置して7月1日から前売り入場券の販売を開始。名鉄観光では、2010年度の海外重点送客目標地区に中国と香港を選んでいることもあり、上海万博を「海外復活の絶好の切り札」として期待。全社を挙げて目標達成をねらう。

　すでに販売マニュアルと団体企画書を全支店に配布。これらを有効活用し、万博の見学だけでなく蘇州や無錫、杭州など周辺の観光を含めて訴求力を高めた企画を早期から提案し、新規団体獲得をめざす。今後は、団体販促用のユニット商品を造成して需要の早期取り込みをはかるとともに、年明けから各種の募集型企画旅行の販売を開始し、個人客の獲得をめざす。募集型企画旅行でも、周辺観光を組み合わせた商品も展開する予定だ。


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